10Km走った

すごいよ多分トータル8Kmは走ったんちゃうかな?始まって1Kmで歩こうとおもったのに、歩いている人がいなくて、歩くにある歩けない。とにかくスタート数百メートルで筋肉が痛くなる。もうイヤだ。帰りたい。しかし、先に書いたとおりに歩くに歩けない状況で3Kmまで走る。
とにかく人を抜いた記憶がない、後ろから前に人に行く。誰も追い抜くことはできないけど、視界に新規に入ってくる人が数人いる。10mぐらい先にスゲーじいさんが走っている。コントのようだ。腰が深く曲がって両手が後ろに行っている。志村けんのコントの婆さんみたいなカンジ。この爺さんが俺の前を俺の前を走っている。3Kmも俺の前を走っていたというのか?目を疑った。同時に目標とした。
追う、追う。しかし、疲れた。断念。もうあの爺さんは爺さんの皮をかぶったなんか違う生命体だと考えてあきらめよう。そうしよう。
折り返し地点前ぐらいから歩いたり走ったり。6Km地点で今度はドピンクのいけてないお姉ちゃんに抜かされる。ダッポリしたピンクのシャツ、ケツがスッポリ隠れるほどにでかいが何せ肉付きが非常に良く、スッポリだけどパッツリ。そしてピンクのパンツ。イイですか?後ろからみて足がハの字に開いているんです。モモに肉が付きすぎでハの字になるのです。こんな姉ちゃんに負けてなるものか!!
しかし、これもままならなかった。2Kmぐらいは歩いたり走ったりでもついて行けたのだが、だんだん差が開いていく。なんじゃこりゃ?あのドピンク姉ちゃんにも追いつかないというのか。なんだっつーの?しかし神は見捨てていなかった。
次ぎにきたのはドピンク姉ちゃんに匹敵する体格の緑姉ちゃん。上下緑なワケじゃないけど、濃い緑のシャツ、それとやっぱりその体型、俺はすぐに目標を変更。こいつこそは。こいつこそは。さっきのピンク姉ちゃんも緑姉ちゃんもものすごい走行の速度が遅いので、オイラが走ればすぐに追いつくんだが、いかんせん追い越しても歩けば追いつかれる。ずっと走っていればいいんだけど、ソレがままならない。とにかく今度こそ。今度こそ負けるわけにはいかん!
ああ、しかし差が、少し差が開く。でもゴールはあと数百メートル。あー!と思っているとまた至近距離に緑姉ちゃんが。どうにか、どうにかアイツだけは抜かしてゴールしたい。神様。でも足がもう。軽くマメもできてる。走るスピードがでない。ああ、しかし、アイツを、アイツを抜かせてくれ。歩いてると抜いてくる、あの緑のアイツ。抜かされるとつい気持ちのなかで「チッ」と思うと同時に、つい自嘲的にフッっと笑ってしまう。しかし抜きたい。アイツより先に!先に!
必死。
端から見たら全然必死に見えないんだろうな(ゲラ おそらくチンタラチンタラ走ってるようにしか見えないんだろうな。しかし、必死の甲斐あってゴール前50mで、なんと、抜いた!神様、僕、勝ったよ!ひゃっほう。早くゴールさせて。もうくたくたなんだ。あと数十メートルなんて言わず。
と脳内で勝利祭りを開催してたら、ゴール前20mで抜かされた。緑姉ちゃんに抜かされた。そこそこの勢いで。
ムカつく!アイツの備蓄パワー!!俺の気力がアイツの備蓄パワーに負けたというのか!俺、もうせいいっぱいで全然あの緑姉ちゃんのラストスパートについて行けない。
そしてゴール。完敗。
チクショーあいつら、体型が体型だからって、俺に油断させといて、実はその体に保っていた備蓄でパワーだしやがった。ぬぬぅ。侮りがたい。
とにかく爺さんにもピンク姉ちゃんにも緑姉ちゃんにも勝てなかった。おお。しかしよいではないかtobiyan。お前は目標トータル10Km中2Kmを優に超して8Km程度走った。偉かったよ。いや、実際もうちょっと歩いたのかな?まぁいいよ。
とにかく体中が痛い。足だけじゃないあばらも腕も、なんと乳まで痛い。乳も筋肉痛になるのか?それとも走ったユッサユッサで肉が体から切り離されそうになって・・・。まぁどうでもいいや。とにかく今からこんなにからだが痛いってことは、明日はもっとなのか?そうなのか?うぼー。