芸術館に行ってきましたよ

第九を聞きに。そして「松井龍哉展 フラワー・ロボティクス」を見に。
ロボットのあれですが、1室、2室目はハーンぐらいでした。ま、1室目の世界年表に記載された各国の都市の地図はちょっとおもしろかったけどね。
4室目、きたね。岡崎京子のマンガのようにおいらの眼は瞳孔が開いたよ。ロボットを作るまでの14か月の工程表と図面、模型。工程表も相当おおまかなものだけど、ものを作るときってどうしてるんだろうな?って以前から疑問に思ってたから、サティスファーイでしたよ。機構、ソフト(ロボットの基盤)、ソフト(ロボット操作用)、ガワ(←記憶曖昧だけど)。プロトタイプ作って評価して量産型作って評価して調整して。おんもしろー!!!(瞳孔バーン)。図面なんて見ても全然わかんねーけどそれでも面白かった。5室目は実際のロボット。何かを生産するロボットじゃないのさ。お客さんの位置を検出してそのお客さんに対してアクセサリーが最大に美しく見える角度に頭と胴体の角度を変えてくる。ここではこのシステムがカメラからどんなふうに客を検出してるか、映像を無線LANで飛ばしてアイポッポタッツィーで見せてくれるんだ。初めてのアイポットタッツィー!!!
それと1匹が得た音をコミュニケートして他の4〜5匹の虫のようなロボットに伝えるというというシロモノ。残念ながら私の言葉にはうまく反応してくれんかった。でもこの5〜6匹の状態のモニターも見せてくれて面白かった。なんかルーティングテーブルをやり取りするルーター同士の会話もこんな風にかわいらしく可視化できればいいのにって思った。
あとは芋虫ロボット。たまにしか動かないところが芋虫っぽい(笑)
それとポージングするロボット。いくつかのポーズがあり、これまたお客さんの位置を検出、反応を見ていい感じのポーズを学んでいくのだ。簡単なところではどのポーズをとったときにお客がいなくなったか。あとは表情かな?あ、これウケてる!と。これまたアイポッポタッツィーでどう認識しているか見せてくれる。お客さんが喜ぶとお客の顔の位置にわかりやすくスマイルマークを出してくれるのだが、おれ、相当にやけてたせいか何回もスマイルマークが。係りの人も「なんの反応もないお客さんもいるんです。お客様は相当相性がよろしいようですね」って。人に褒められたの何年ぶりかな。昼間にはこうしてお客さんにポーズをとりながらマネキンして、夜は警備カメラとかそんなことだってできちゃうよーとのこと。なるほど。このポーズの学習機能は付いていないもののポーズだけとるマネキンは数年前の青山あたりのヴィトンに実際おかれたことがあるらしく、その時はガワを革張りにしたそうです。実際に展示して動いていましたが、ネジの頭にヴィトンのロゴが・・・す、すごいんですね。
1室2室目では「長男は面白かったなんて言ってたけど、とんでもねー俺はお勉強しに来たんじゃねーぞ」って不服でしたが、最後には鼻息荒く会場を後にしました。
その後は気になっていたカヘーでヒーコーしばいた。そのカヘーで

おぞましい二人

おぞましい二人

こんな本を読みました。淡々と語られるなんとも救いのない本で、「この感覚は(良くも悪くも)強いインパクトのある経験になったな」とは思うんだけど、この本の存在する理由が私にはわかりません。なんなんだろう。まぁ気分が落ちることは間違いないわけだが。しかし、それにしても。世界は広いな。