ドラマティック災害映画(2008/02/21)

のような夢をみた。津波に襲われる夢。第一波は不思議とそこまで大きくなかったので海の店の柱に捕まって腹筋使ってお尻を上げてたらやり過ごせた。第二波は海の前の公園の滑り台で、波には飲まれなかったが波の勢いで滑り台が倒れた。もっと頑丈な鉄筋の何かにつかまらなければと内陸に向かって逃げる。一緒にいた友達二人と周りにいた子供たちが基礎のしっかりした太い鉄棒に掴まるが、ススキのようにしなる。私も一度鉄棒をつかんだがしなりすぎてだめだ。大きな第四波のしぶきが沖の遠くに見える。必死にもっと頑丈な何かを探す。池の向こうに太いマストと帆のようなものを発見する、すでに多くの人がマストと帆にしがみついているが、まだ余裕がある。しかし周囲を囲む池・・・。大丈夫、おいら泳ぎは苦手じゃない。池に飛び込み近寄る波を見ながら必死に帆に向かって泳ぐ。マストに手が届いた波が来るまで10秒ぐらい余裕があったろうか、人をかき分けつつ必至で高いところへ。
間に合った!!!!
しかし間に合わない人たちも何人もいて、沖に帰っていく波にさらわれていく。なんてことだと思いつつも悲しんでいる時間がない。次の波が来るまでに友達と合流してもっと内陸へ逃げよう。また池を泳いで友がしがみついていた鉄棒へ・・・。いない。と同時に方向音痴になっていることにも気づいた。鉄棒にいないわけはない。マストから鉄棒を見て誰も波にさらわれていないことは確認していた(と思う)から。でもいない。もう一度マストに戻り、鉄棒の位置を確認して再びもどるがやっぱり二人はいない。周りを見渡すとみんな水にぬれて重くなった体を引きずるように内陸に逃げていく。そうか二人も避難したんだ。はぐれてしまったんだ。ならよかった。
私も一人で内陸めざし人の波に同化していく。(この時点で単なる津波でなく地震も含まれてかのごとく夢独自のつじつま変状態)「いったいこの状況はこのエリアだけなのか?ひょっとして太平洋側全域だったり日本全域だったりするのだろうか」と考えながらあるいていると、号外を配っている人がいる。手書きの活版印刷らしき号外。しかし号外でも全部の情報を把握していないようだ。とりあえずこの一帯のニュースとして報道しているが、全貌は未確認とのこと。どうなっているんだろう。ふと後ろで聞き覚えのある声。3人のクラスメイト。この3人はいつも一緒につるんでいる。「3人一緒だったんだね。おいらは一人はぐれてしまったんだよ。でも3人は一緒だったんだね。よかったね」と言いながら泣いてしまう。この混乱した状況でどこに避難していいのかもわからず、二人の友達に会うのは非常に困難だとは思ったけど、生きていれば何年かかってもあえると思いながら半泣きで歩き続けた。
この先に行くには線路橋の下に渡された電線を伝って渡らなければならない。線路には柵があって入れないから仕方ない。一大決心して前の人に続いて電線に手をかけたとき、足元よりもっと下から声がかかる。「電線伝っていかなくても、下にメンテナンス用のキャットウォーク(?)があるよ」と見知らぬ人が教えてくれた。助かった。体力を使わなくて済む。
線路橋を2/3ほど渡ったところで行く手から大きな音がする。大きな重機が線路橋を取り壊している。びっくりして目を見開いていると通りすがりが「津波でもろくなった線路橋をこれ以上放置すると危ないから取り壊すって。政府の方針だって」と。そんな!まだ避難している人がいるのに?しかし作業は始まっているどうしようもない。しかしこの時点で不思議ともう一本線路橋が交わっていたかなんかでどうにか先にたどりつける。その先の歩道橋、これもわたっていると急に取り壊し。避難よりも復興が先なんだ。たしかにこれ以上不安定なものを放置するのは危険で被害拡大につながりかねないから・・・とどうにか納得させてた。怒るパワーも惜しかったし、まだ事故のあとで呆然としていたのもある。
こんな感じでこの先も首都高のような道路をずんずんと進み、時折見える外の崩壊した街並みを見ても途方に暮れるだけでどんどん神経が鈍くなっていくのを感じている夢だったのです。妙に長くてリアリティーのある夢だったズラよ。