ライ麦

攻殻で知った以外、この本のタイトルぐらいは知ってたけど内容、世の中のこの本に対する評価なんて知りもしなかった。
そんなおいらがもつ感想といえば「主人公の少年がえらく素直で、皮肉屋で、でも優しい以外に、本の内容に何をどう心動かされていいのかさっぱりわからない」といったカンジ。たとえば夏休みの読書感想文とかで指定された一般的な本なら、まぁこんなこと書いときゃ喜ばれるんじゃね?ぐらいのことはわかるとおもうんだけど。もし、この本を読書感想文の指定図書に選ばれたら、おいらは何を書いて言いのかさっぱりわからない。どういう答えが望まれるんですかー?ってアホづらして先生に白はたあげるとこだよ。
まぁ未成年なのに酒だのタバコだのといった行為はされているけど、今のおいらが読む文には「まぁ当時はそれでも許されたんだろ?」ぐらいにしか捉えなかったし、今の時代ましては日本で過ごしているおいらには、この図書の何がそこまで多くの若者をひきつけるのすらわからない。文体が面白いし、やっていることがはちゃめちゃだし、単純におもしろくて読んでしまったんだけど、なんだかいろんなこと試されてる?とか疑っちゃうほどだよ。
ある意味そっちのほうに興味持っちゃったよ。何がそこまでこの本に???っていうところ。いや、面白くないわけじゃないってば、面白いんだけどさ。おいらにはわからないことがいっぱいあるの。で、ついでに春樹訳も買って、そこから何かわかれば、と。