リアリティー

最近ふと考える。リアリティーについてね。
ドラマとか見てるとありえないストーリーや過剰な演出に辟易することがあるけど、でも、じゃ、ものすごくリアルなドラマってどうかな?って、とりあえずストーリーはおいといて。
会話の途中で誰かがあくびをする。勝手にこちらは「ああ、話しがつまらないのね」とか「話し相手のこと好きじゃないんだ」とか捉える。くしゃみなんかしたら「これは何かも伏線かもしれない!!」なんて深読みして、推理に走っちゃって本筋に集中できなくなる。
リアルというかナチュラルというか、そういうの求めると省くリアルがあるんだなーと。変な感じだ。
最近フィルムをスキャンする。まぁノーマルモードでスキャンしているので、ドライバーである程度補正が効いているけど、さらにぽとちょっぷえれめんつでちょっとだけ加工する。なにが本物の色なのかさっぱりわからなくなったりする。かといってぷろぺっちょなるモードでスキャンするともっとリアルの色と異なっていて何がなんだかわからない。
じゃ、僕の目から見えるこの色は他の人と本当に一緒なのかと考えるとそれも怪しいもんだ。
リアルを疑うとどこまでも広がっちゃうね。目に見えるものさえ人と違うかもしれないんだからね。色だけじゃないよね。視界には入っていてもそこに意識がなければ写ってないと同じなんだから。
ああ怖い。この世界は僕たった一人なんだね。(と思ったら少し気も楽になったけど)